株式会社サムシング様

地盤改良体品質判定アプリ
「MARCRAY(マルクレイ)」

株式会社サムシング様

専門家並みの目を持つAIによる画像診断で
地盤改良工事の業務効率化を実現しました。

開発の背景

サムシング社は、現場の「工事品質を担保できる人材育成の難しさ」、また工事過程による「検査に値するか否かを判断する専門家の不足」という課題を抱えていました。そこで、その課題解決のためSalesforce Einstein Vision※を活用した、Androidアプリケーション「MARCRAY(マルクレイ)」をフレクトが開発支援しました。

※Salesforceが提供するAIソリューション

開発の背景

アプリケーション開発のポイント

MARCRAYは、スマホカメラで撮影された全長コアの写真を処理し、検査基準を満たしているかどうかを判断します。画像診断にかかる時間はわずか30〜60秒程で合否を提示します。

■AIモデルの学習に利用したのはカラー+グレースケール
カラーとグレースケールの両方を学習させることで判定の精度が上がりました。これは土壌の性質によるもので、関東ロームの赤土は弱く固まりにくいため「赤色」と判断されるとNGとAIが学習しました。そのため、色で左右されるものではなく土壌本来の性質を判断するように対応しました。

アプリケーション開発のポイント

■誰もが同じ状況で撮影できるようにUIを工夫
AIモデル作成の過程で影が入ると判定精度が下がることがわかったため、撮影時は「影が映らないように」とポップアップ表示させるなど、UI上で判定精度向上のための工夫を行いました。

■画像の自動学習はさせない
開発段階で様々な写真データを蓄積し、専門家の方に選別してもらい、それを基にAIに学習をさせました。AIの機能は、偏った学習をさせると精度が下がる傾向があり、今後さらにAI自体が成長するためにもサポートが必要となります。

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