株式会社ムービング 様

丸井グループ「館内物流システム」の開発を支援

株式会社ムービング 様

手や目視で行っていた業務工数の削減に成功

開発の背景

ムービングは丸井グループの物流インフラを担う会社として、オムニチャネルの各種オペレーションを構築し、迅速な商品補充や、売場作業の軽減支援など、独自の仕組みを進化させています。主に丸井グループが運営する商業施設内にて、配送業者に代わり配送及び集荷を代行しています。

これまで、配送業者より荷下ろしされた荷物を店内の物流担当者にて、「確認」、「集荷確認票押印」、「伝票のコピー」を行い、その後、物流担当者から届いた伝票コピーを業務センターの担当者が、「日々集計確認」、「月初請求書発行」を行っていました。この一連の作業において、集配確認票をデータ化する工数が膨大となり、思わざる過誤を引き起こす温床となっていました。
そこで、今回これらの「館内物流」に関する課題を解決するべく、フレクトが「館内物流システム」を開発しました。

開発のポイント

開発のポイント

■スキャナーを活用しデジタル化へ
今まで荷下ろしを行っていた際に、荷物の確認は紙伝票のみで行われていました。
そこで、スマートフォン及びバーコードスキャナーを活用し、紙伝票のスキャンと集計を自動的に行い、以前まで手や目視で行っていた業務の工数を削減することができました。
まず、各梱包の伝票からバーコードをスキャンし、荷物確認後、スマホで集荷確認票を作成し、その後、証跡を残すため集荷確認票をモバイルプリンタから出力し押印をするという流れとなります。

■Progressive Web Appsを活用し、オフライン時でも可能に
館内ではネットの通信状況に差がありオフライン時にも館内物流の業務に支障が出ないよう実装時のアーキテクチャでは、Progressive Web Apps(以下PWA)のService Workerを活用しました。Service Workerでは、オフライン時の挙動制御が可能となります。スマホでWebアプリを起動し、Service WorkerにてバックグラウンドでJava Scriptを制御し、キャッシュを管理します。蓄積されたデータはWebアプリのサーバー(AWS)へ送信されたあと、15分毎に業務センターのSalesforceに連携を実施し、管理画面ではレポート機能を使用した集計や梱包追跡を行うことが可能となります。

■顧客視点での開発を大切に 
今回のシステムを導入することで、現場の担当者の業務フローは大幅に変更となりました。そのため、導入前には、アプリケーションの操作感を実際に体験してもらうための一部モックを作成しロールプレイングを実施しました。そこで得られた現場の方の意見を参考に、その後の開発に役立てました。

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