倉庫株式会社様

法人向けECプラットフォーム「受注net」の開発を支援

大塚倉庫株式会社様

受発注業務の効率化と顧客満足を同時に実現

Introduction

フレクトは、大倉庫株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長 濵長一彦 、以下大倉庫)の法人向けECプラットフォーム「受注net」の開発を支援しました。大倉庫は大ホールディングスの主要事業会社で、大グループの受注業務を担っていますが、従来は専用発注用紙(OCR)や FAX 用紙あるいは電話で受発注を行っていました。「受注net」を開発したことで、パソコンやスマートフォンから場所を選ばず簡単に受発注できるようになり、大幅な時間短縮を実現しました。これにより、発注の締め切り時間を延長することも実現し、発注側の顧客企業に対してのサービス向上へと繋げることも出来るようになりました。

開発の背景・課題

物流業界は、IT化がなかなか進まずアナログな業務が多く存在している業界の一つです。このような中、大倉庫は「ID運輸」、「ID倉庫」、「トラック予約受付システム」など、積極的にDXによるビジネス変革を進め、業務効率化と顧客満足を実現してきました。しかしながら、専用発注用紙(OCR)や FAX 用紙、電話によるアナログな受発注業務が残っている状況にあり、事務所でなければ受発注業務が行えず場所が限定される点、手間がかかり時間のロスとなる点などが課題でした。また、注文方法も、FAXや電話と複数手段が混在していたことで非効率な業務が発生していることも問題でした。そこで、Salesforceのプラットフォームを活用し、注文方法や情報の一元管理が出来、パソコンやスマートフォンからも簡単に受発注することが出来る「受注net」を開発しました。

開発のポイント

「開発スピード」と「使いやすさ」がポイントとなりました。
「開発スピード」については、開発の構想時はコロナ禍により、従業員が出社して電話やFAXで受発注を行うことが難しい状況が発生しており、一刻も早くシステムをリリースさせる必要がありました。この観点において、Salesforceのプラットフォームの充実した標準機能を適切に活用することで構想から稼働までを短期間(5カ月)で実現することができました。
「使いやすさ」については、毎日発注する卸様が容易に間違いなく注文ができるよう、UIを作りこんで開発しました。倉庫内や自宅など事務所以外からも注文できるようにスマートフォン向けの画面を用意し、よく注文する商品リストを複数登録して数量のみ順番に入れていけば発注できる操作性にも配慮しました。また、よく注文する商品リストは、従来FAXで行っていた注文票に近いイメージの画面にすることで、FAXから電子注文への移行がスムーズになるようにも配慮しました。

今後の展望

倉庫では、「受注net」によるDXを通じて、大倉庫側の大幅な業務時間の削減を図るだけでなく、顧客企業側に対してもサービス向上へと繋げることに成功しています。フレクトは今後も、大倉庫のビジネスの拡大と成長へと繋げる「攻めのDX」を支援してまいります。

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