日揮グローバル株式会社様

Salesforceプラットフォームを活用し、
統合コミュニケーションプラットフォーム
「Corret(コレット)」の開発を支援

日揮グローバル株式会社様

Introduction

日揮グローバル株式会社様は、石油精製、石油化学、天然ガス処理、LNGプラントの建設を中心に、これまでに世界を舞台にグループで80カ国、2万件以上のプロジェクトを遂行してきた世界トップクラスのエンジニアリングコントラクターとして、主に海外における各種プラントの設計・調達・建設(EPC)事業を展開されています。この度、フレクトは、Salesforceプラットフォームを活用して、同社の「Corret(コレット)」システムの開発を支援しましたので、開発のポイントについてインタビューを行いました。

お話を伺った方

お話を伺った方

日揮グローバル株式会社
デジタルプロジェクトデリバリー部 コミュニケーションDXグループ グループマネージャー
吉沢優一様(写真右)

デジタルプロジェクトデリバリー部 コミュニケーションDXグループ ユニットリーダー
飯泉隆史様(写真左)

「Corret(コレット)」システムとは

「Corret(コレット)」システムとは

「Corret」は、プラント建設プロジェクトを遂行する上で発生する業務依頼、議事録等のあらゆるコミュニケーションとアクションを一元管理し、共有することができる統合コミュニケーションプラットフォームです。プラント建設においては、長期にわたり多数の関係者とのコミュニケーションが発生しますが、これを効率的に管理するシステムとなります。

導入前の背景・課題

大規模プロジェクトでは1つのプロジェクトにおける関係者として、顧客にあたるプラントの発注者、協力会社、多岐にわたる資材の各サプライヤー、資材の輸送会社、建設のサブコントラクターなど、企業数で200~300社程度、人数でいうと数千に及ぶ人が関わります。また、プロジェクトの期間としても、短くて3~4年、長いケースだと8~10年となります。このように、長期間、膨大な関係者とのコミュニケーションにおいて、合意した内容を記録・管理・検索できないとプロジェクト遂行に支障が生じてしまいます。
しかし実際の現場では、メール、チャットなどコミュニケーションツールが乱立しており、過去の取り決めがわからない、メールの受け取りが漏れてコミュニケーションエラーが多発するといった課題がありました。
そこで、一つのシステム上にコミュニケーションや関連文書を集約することで、コミュニケーションエラーの防止、必要な情報の検索、必要な情報を必要な人に届けるといった、コミュニケーション改善のため、Salesforceのプラットフォームを活用して「Corret」を構築しました。

導入前の背景・課題

Saleforce、フレクトを選んだ理由

社内で使うだけでなく、国内外における、顧客を含めた社外関係者にも使っていただくので、「信頼性・安定性が高い基盤であること」に加えて、機動的に機能改善して継続的にシステムを発展させていくことを考えていたので、「拡張性やノーコード・ローコードでカスタムできる」といった点がポイントでした。

開発パートナーとしてフレクト様を選定したのは、どういったシステムを作っていくか、について少し曖昧な部分があっても「こういった条件ならこう進めることができる」「こうやれば、これくらいのスケジュールで進められる」と、能動的に前に進めてくださる姿勢が1番の決め手となりました。開発会社様でよくあるのが、「曖昧なのでもう少し内容決めてからでないとスケジュールが引けない、提案を出せない」といったケースですが、大きな違いを感じました。技術力の観点においても、Salesforce様のお墨付きであり、安心感がありました。

Saleforce、フレクトを選んだ理由

導入後の効果

導入後の効果

現在(※)、延べ1,800人ほどのユーザーに利用いただいていますが、Salesforceのプラットフォームと実際にフレクト様に構築いただいたシステムのユーザビリティが高く、ユーザーにとって使いやすいシステムを構築できました。定量的な効果測定は難しいのですが、スムーズなコミュニケーションを実現し、素早く過去の記録が検索できるようになるなど、非常に大きな成果となりました。ユーザーからの改修要望が出た部分もありますが、クイックに修正対応したこともユーザーの満足度向上に繋がっていると考えています。

※2022年12月時点

今後の展望、フレクトへの期待

今後の展望ですが、「Corret」の機能追加を進めて、ユーザビリティをさらに高めていきます。具体的には、あらゆる種類のプロジェクト遂行上の文書に対応できるように機能向上させること、また、プロジェクトのリスク管理機能や、購買システムとも連携させたサプライヤーとのコミュニケーション機能、更に「Corret」を日揮グループ外に販売していくといったアイデアまであり、継続的に「Corret」を発展させていきたいと考えています。
フレクト様への期待として、漠とした「こういうことがしたい」という相談においても、「こういう風にやりましょう」といった提案から実装までワンストップで対応いただける点で非常に助かっていますので、引き続きアドバイスやご支援をお願いしたいと考えています。

今後の展望、フレクトへの期待

日揮グローバル株式会社
デジタルプロジェクトデリバリー部 プロジェクトコーディネーションマネージャー 部長代行
星川崇晃様(写真下段右)

【インタビュアー】
株式会社フレクト
クラウドインテグレーション事業部第1部 副部長
石濱秀和(写真上段左)

クラウドインテグレーション事業部第2部
中村邦彦 (写真上段中央)

クラウドインテグレーション事業部営業部第1チーム チームマネージャー
長谷川修平(写真上段右)

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